ワーズワースのように 2
Through primrose tufts,in that green bower,
The periwinkle trailed its wreaths;
And ’tis my faith that every flower
Enjoys the air it breathes.
(「早春の詩」 ウィリアム・ワーズワース作 より)
昨日に引き続き格調高く始まったこの記事。
・・・・・英語ってやっぱり疲れる~
というわけで(また?)、
例によってこの前後の部分も意味も全部はしょって、今日も早速本題に入ることにしましょう。
例によってこの前後の部分も意味も全部はしょって、今日も早速本題に入ることにしましょう。
これはヨーロッパの山野で普通に見られるもので、英語のプリムローズ(primrose)はこの種を指すそうです。
日本の桜草のような太い花茎がなく、細くて短い茎に一輪ずつ花を咲かせるのが特徴。
株を覆うように満開になった花も、淡いおとなしい色なので庭の中でも浮きません。
ごく淡い黄色。写真で見ると白っぽくなってしまいますね。
ごく淡い黄色。写真で見ると白っぽくなってしまいますね。
イギリスで代表的な春の使者のひとつのこのプリムローズは、人々に愛され詩にもうたわれてきましたが、冒頭のワーズワースの詩の中では、もうひとつペリウィンクル(periwinkle)という花の名前が登場します。
ペリウィンクルって何かというと
この季節に一緒に咲く淡い黄色と青紫色の花をイメージできると、この名前の組み合わせを見ただけで詩の情景が鮮やかに浮かんでくるようです。
心の清らかな皆さんには、想像することができますよね?^^
心の清らかな皆さんには、想像することができますよね?^^
* * * *
この子の名前がはっきりしません。
咲ききる前は、英名カウスリップ(cowslip)のプリムラ・ウェリスかと思っていたのですが、咲いた花を見るとオックスリップ(oxlip)のプリムラ・エラティオールに似ているような気が・・・。
図鑑類を何冊か見比べてみましたが、私にはどうにも見分けがつきません。
図鑑類を何冊か見比べてみましたが、私にはどうにも見分けがつきません。
交雑種もあるようですので、今までどおり「プリムラ・N里」と呼ぶことにしようと思います。
まあ、それにしても「雌牛の唇」とか「雄牛の唇」とか(意味合ってます?)、オオイヌノなんとかみたいな発想で付けた名前なんでしょうか。
花の名前って、面白いですね。