魔法使いの弟子
雨、降ったり止んだり。
危険な笑みを浮かべながら、弟子が‘禁じられた書’を眺めている。
昨夕、南の庭の八重桜に‘見たくないもの’どもが集っているのを発見、
この弟子に始末を命じていたのだ。
とりあえず問題の箇所だけを伐採、庭の真ん中に晒し鳥葬としたが、
目の届かない場所にも奴等の居る気配がする。
毒薬を使わずばなるまい。
「毒薬を作ろうとしてる?」と声をかけると、嬉しそうな顔をする弟子。
馬酔木・ドクダミ・大蒜・煙草・石鹸・・・、材料は揃っている。
使った鍋に毒が残らないだろうかと弟子が問う。
料理をする鍋で毒薬を作るな!!!
留守を預けるのがものすごく不安だ。
禁じられた書:『家庭でできる花の病害虫対策』伊東祐孝/監修 ブティック社
見たくないもの:葉を食すなにか。巣のようなものの中に集まっていたヤツと枝のふりをするヤツ
危険な笑みを浮かべながら、弟子が‘禁じられた書’を眺めている。
昨夕、南の庭の八重桜に‘見たくないもの’どもが集っているのを発見、
この弟子に始末を命じていたのだ。
とりあえず問題の箇所だけを伐採、庭の真ん中に晒し鳥葬としたが、
目の届かない場所にも奴等の居る気配がする。
毒薬を使わずばなるまい。
「毒薬を作ろうとしてる?」と声をかけると、嬉しそうな顔をする弟子。
馬酔木・ドクダミ・大蒜・煙草・石鹸・・・、材料は揃っている。
使った鍋に毒が残らないだろうかと弟子が問う。
料理をする鍋で毒薬を作るな!!!
留守を預けるのがものすごく不安だ。
禁じられた書:『家庭でできる花の病害虫対策』伊東祐孝/監修 ブティック社
見たくないもの:葉を食すなにか。巣のようなものの中に集まっていたヤツと枝のふりをするヤツ